MENU

他人の夜を、観察するようになっていた ― 観察シリーズ プロローグ

当ページのリンクには広告が含まれています。
観察シリーズ アイキャッチ

妻との時間に不満があるわけじゃない。
触れ合えば安心するし、夫婦として穏やかに過ごせていると思う。

でも時々、ふと物足りなさを感じる夜があった。

それが性欲なのか、刺激なのか、
それとも“男女だった頃”の感情なのかは、自分でもわからなかった。

これはフィクションとして描いている物語。
ただ、そこにある感情だけは、どこか現実に近いのかもしれない。

夫婦として触れ合う夜。
男女として求め合う夜。

その違いを、他人の夜を通して観察していく。

目次

他の夫婦は、どんな夜を過ごしているのだろう

夜のニュース番組で、ある夫婦の特集を見た。

夫婦交換。
レス。
他人にしか興奮できなくなった関係。

最初は、ただの他人事だと思っていた。
でも、画面の中で語られる言葉が、なぜか頭から離れなかった。

「夫婦として長く一緒にいると、相手を“異性”として見られなくなることがある」

その言葉を聞いた瞬間、少しだけ胸の奥がざわついた。
自分たちは、普通なのだろうか。

会話はある。
仲が悪いわけでもない。
子どももいる。
でも、最後に妻を“女性”として見たのは、いつだっただろう。

他の夫婦は、どんな夜を過ごしているのだろうか。
どんな空気で、どんな感情で、互いを求めているのだろう。
気づけば、そんなことばかり考えるようになっていた。

妻を求めるというより、確認し合う夜になっていた

妻としてするセックスと、女性としてするセックスは、少し違うのかもしれない。
子どもが生まれてから、自分たちの夜は、どこか“生活”の延長になっていた。

明日の予定。
子どもの寝かしつけ。
仕事の疲れ。

そんな日常の隙間で触れ合う時間は、安心感はあった。
でも、いつからだろう。
妻を“求める”というより、夫婦として確認し合うような時間に変わっていた気がする。
それなのに、他人の視線を想像した瞬間だけ、妻が“女性”として存在していることを思い出してしまった。

もしかすると、夫婦としての感情と、男女としての感情は、少し違う場所にあるのかもしれない。
でも、自分一人で考えていても答えは出なかった。
他の夫婦はどうなのだろう。
夫婦として触れ合っているのか。
それとも、今でも男女として求め合っているのか。
そんなことを考えるようになってから、SNSである募集をかけてみた。

「パートナーとの関係で、誰にも言えない悩みはありませんか」

そんな問いかけをSNSに投稿した。

すると、セックスレスの悩み。
異性として見られなくなった不安。
夫婦としてはうまくいっているのに、どこか物足りなさを感じる夜。

さまざまな声が届いた。

その中に、ひとつだけ気になるメッセージがあった。
「もしよければ、私たちの話を聞いてみませんか」

「見られたい」と話す夫婦がいた

最初は、ただ夫婦関係について話を聞くだけだと思っていた。
でも、やり取りを重ねていくうちに、少しずつ見えてきた感情があった。

「誰かに見られることで、お互いを“男女”として意識できることがある」

その言葉が、妙に頭から離れなかった。

夫婦としての安心感。
家族として過ごす時間。
それとは別に、異性として見られる感覚を求める夜もあるのかもしれない。

その夫婦の話を聞いてから、気になることが増えた。
他人の視線は、夫婦の感情をどう変えるのだろう。

夫婦としての愛情と、
男女としての欲求は、
同じものなのだろうか。

安心感と刺激は、本当に両立できるのだろうか。
気づけば、そんなことばかり考えるようになっていた。

その夫婦とのやり取りは、
思っていたよりも長く続いた。

そしてある日、

「もし興味があるなら、私たちの夜を見てみますか」

そんな言葉が送られてきた。

観察を始めた夜

もちろん、これは現実をそのまま記録したものではない。

このシリーズでは、映像や体験談をもとに再構成しながら、
夫婦と男女の感情を観察していくシリーズである。

安心感と刺激は、本当に両立できるのだろうか。

答えを探すためではない。
自分でも知らなかった感情を、確かめるために。

X(旧Twitter)もフォローお願いします(画像をクリックするとリンクに移動します)

灯月ぜくろXスクショ

観察シリーズ アイキャッチ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次